base64コマンドを使用して、文字列やファイルを暗号化(エンコード)・複合化(デコード)する方法を解説します。
ファイルの暗号化(エンコード)
base64コマンドの引数としてファイルを渡すと、ファイルの内容を暗号化した文字列が返されます。
まず、「Linux」と記述されたファイル[sample.txt]を暗号化してみます。
[root@SYUTAKUWEB01 workspace]# base64 sample.txt TGludXgK
これをリダイレクトを使用して、ファイルに出力することで暗号化されたファイルを作成することが可能です。
今回は、暗号化したファイルとして[sample.dat]を作成しました。
[root@SYUTAKUWEB01 workspace]# base64 sample.txt > sample.dat [root@SYUTAKUWEB01 workspace]# cat sample.dat TGludXgK
ファイルに記述されている文字列「Linux」が暗号化されたことが確認できました。
ファイルの複合化(デコード)
base64コマンドの引数としてオプション[d]とファイルを渡すと、ファイルの内容を複合化した文字列が返されます。
まず、「Linux」と記述し、暗号化されたファイル[sample.dat]を複合化してみます。
[root@SYUTAKUWEB01 workspace]# base64 -d sample.dat Linux
これをリダイレクトを使用して、ファイルに出力することで複合化されたファイルを作成することが可能です。
今回は、複合化したファイルとして[sample_d.txt]を作成しました。
[root@SYUTAKUWEB01 workspace]# base64 -d sample.dat > sample_d.txt [root@SYUTAKUWEB01 workspace]# cat sample_d.txt Linux
ファイルが複合化され、文字列「Linux」になったことが確認出来ました。
リンク
文字列の暗号化(エンコード)
echoコマンドと組み合わせることで、文字列を暗号化することが可能です。
文字列「Linux」を暗号化してみます。
[root@SYUTAKUWEB01 workspace]# echo 'Linux' | base64 TGludXgK
文字列の複合化(デコード)
echoコマンドと組み合わせることで、文字列を複合化することが可能です。
文字列「Linux」が暗号化された文字列「TGludXgK」を複合化してみます。
[root@SYUTAKUWEB01 workspace]# echo 'TGludXgK' | base64 -d Linux
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