VirtualBoxに構築したCentOS7とWindowsとの共有フォルダ設定


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VirtualBox上に構築したCentOS7に「Guest Additions」をインストールし、ホストマシンのWindowsとファイル授受を行えるようにするなどのゲストマシンをより使いやすくする初期設定を行っていきます。

はじめに

今回はオンライン経由でインストールを行うため、下記の「CentOS7環境構築後の初期設定」を参考に外部ネットワークに接続可能な状態にしておいて下さい。

Guest Additions とは

Guest Additions をインストールすることで、ゲストマシンがより使いやすくなる以下のような機能が利用できるようになります。

  • 共有フォルダ(ホストマシンとファイルのやり取りが可能になります。)
  • デスクップ解像度の変更
  • シームレスなマウス操作(リモートデスクトップのような操作性になります。)
  • クリップボードの共有

Guest Additions のインストール

では、インストールしていきましょう。
まずは、OSを最新化しましょう。(作業はrootユーザで進めていきます。)
一度もアップデートしてない場合はそれなりに時間が掛かると思います。

[root@localhost ~]# yum -y update
~~省略~~
完了しました!
[root@localhost ~]#

次に以下のコマンドで各種パッケージをインストールします。
一通りインストール後に再起動を行います。

[root@localhost ~]# yum -y install kernel-devel kernel-headers gcc gcc-c++
~~省略~~
完了しました!
[root@localhost ~]# yum -y install epel-release
~~省略~~
完了しました!
[root@localhost ~]# yum -y groupinstall "Development Tools"
~~省略~~
完了しました!
[root@localhost ~]# yum -y install dkms bzip2 gcc make kernel-devel kernel-headers
~~省略~~
完了しました!
[root@localhost ~]# shutdown -r now

再起動後、以下のように仮想マシンのメニューより「デバイス」→「Guest Additions CD イメージの挿入」をクリックします。

次に、 Guest Additions CD イメージをマウントするためのディレクトリを作成して、マウントします。マウント後、Guest Additionsインストール用のシェルを実行します。
インストール終了後に再起動します。

[root@localhost ~]# mkdir -p /mnt/cdrom
[root@localhost ~]# mount -r /dev/cdrom /mnt/cdrom
[root@localhost ~]# sh /mnt/cdrom/VBoxLinuxAdditions.run
~~省略~~
VirtualBox Guest Additions: Look at /var/log/vboxadd-setup.log to find out what
went wrong
[root@localhost ~]# shutdown -r now

Windowsとの共有フォルダ設定

ここでは、ホストマシンとなるWindowsとファイルのやり取りが出来るよう共有フォルダを設定します。ゲストマシンは起動したままで問題ありません。

まずは、ホストマシン側にゲストマシンと共有するファイルを作成します。
ここでは、「C:\VM\share」フォルダを作成して「新しいテキスト ドキュメント.txt」を作成しました。

次に、VirtualBoxマネージャーからゲストマシンの設定を開きます。

設定画面の「共有フォルダー」を開き、右側にあるフォルダ(緑のプラスマーク付き)のアイコンをクリックします。

共有フォルダーの追加画面が開くので、「フォルダーのパス」を設定します。
ここでは、先ほどホストマシン側に作成したフォルダ「 C:\VM\share 」を設定します。
「フォルダー名」は自動で入力されるので、このままにしておきます。
ゲストマシン起動時にマウントされるようにしたいので、「自動マウント」にチェックを付けています。合わせて、「永続化する」にもチェックを付けておきます。
設定が完了したら「OK」ボタンで先に進みます。

設定画面に戻るので、「OK」ボタンをクリックします。

ゲストマシン側に戻り、「ls -l /media/sf_share/」コマンドを実行し、ファイルが表示されれば正しく設定出来ています。

[root@localhost ~]# ls -l /media/sf_share/
合計 0
-rwxrwx---. 1 root vboxsf 0  9月  4 13:10 新しいテキスト ドキュメント.txt
[root@localhost ~]#

以上で、VirtualBoxに構築したCentOS7とWindowsとの共有フォルダ設定を終わります。

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