最近、エポスカードご利用確認を装った迷惑メールが増加しているようです。実際の迷惑メールの内容を確認しつつ、迷惑メールと判別する方法を説明していきたいと思います。
実際に送られたメールの内容
実際に送られてきたメールのキャプチャになります。
件名:【重要】エポスカードご利用確認。メール番号:63328
迷惑メールの見分け方
メールを見つつ、迷惑メールを判別するためのポイントを確認していきましょう。
メールの送信元を確認する
まずは、メールの送信元を確認してみます。
送信元 | 日本語表記 | メールアドレス |
---|---|---|
エポスカード公式 | エポスカード | info@01epos.jp |
迷惑メール | エポスカード | www@eposcard.localdomain |
日本語表記は公式、迷惑メールともに「エポスカード」となっています。
メールソフトによっては、デフォルトの表示が日本語表記になっている場合があるため注意が必要ですね。
メールアドレスについては全然違います。ドメインが「eposcard.localdomain」となっており、明らかにおかしいですね。
上記のように、送信元メールアドレスだけでも簡単に見分けることが可能です。
余談ですが、この「**.localdomain」形式のドメインですが、下記の迷惑メールでも同様の形式でした。同じ業者が送っている可能性がありますね。
メールに記載されているリンク(URL)を確認する
迷惑メールには、よくリンク(URL)が付けられています。
そのURLを確認することで、公式のものか判別することが可能です。
今回のメールにも「▼アカウントのご利用確認のお知らせについてはこちら」というリンクが付けられていました。
URLを確認してみましょう。(誤ってリンク先に飛ばないよう注意して下さい)
https://eposcard.adminsigr1.workers.dev/
公式サイトのトップページのURLと比較してみます。
https://www.eposcard.co.jp/
全然違いますね(笑)
少なくとも公式からのお知らせであれば、「https://www.eposcard.co.jp/****」形式になるはずです。
このようにメール本文中にあるURLからも判断することが可能です。
メールの件名を確認する
ここでは、件名を確認してみます。
今回のメールでは、件名は以下となっています。
件名:【重要】エポスカードご利用確認。メール番号:63328
件名に「メール番号:63328」とありますが、本文にもそのような記載がありました。
本文では「メール番号730500」となっています。
同一のメールでメール番号が異なるのもおかしいですね。
このように、メール番号やIDなど情報が一意となるような値が件名や本文で異なる場合も迷惑メールの可能性が高いです。
メールの本文を確認する
迷惑メールの本文を見ていきたいと思います。
エポスカードをご利用のお客さま利用いただき、ありがとうございます。 お客様のカードに異常検出しました。大変お手数ですが、24時間内にアカウントを登録内容を確認する必要があります。但しこの時間過ぎても確認取れない場合にはアカウントを一時停止させて頂くことがありますので、アカウントのご利用更新にご協力をお願い致します。 ▼アカウントのご利用確認のお知らせについてはこちら ────────────────────────────────── このメールは、エポスNetにご登録されたかたへ送信させていただいております。 本件にお心当たりがないかたは、お手数ですが下記までご連絡をお願いいたします。 エポスカスタマーセンター(9:30~18:00) 東京 03-3383-0101 大阪 06-6630-0101 ────────────────────────────────── 株式会社 エポスカード 東京都中野区中野4-3-2 メール番号730500 ────────────────────────────────── Copyright All Right Reserved. Epos Card Co., Ltd. 無断転載および再配布を禁じます。
迷惑メールで良く見かける「〇時間以内に~」がありますね。
このような相手を急がせる文面は要注意です。
東京・大阪の電話番号については正しい電話番号でした。
今回は正しいものですが、海外に繋がる番号が記載されているメールもありますので、基本的に怪しいメールに記載されている電話番号には掛けない方が無難です。
迷惑メールか判断が付かず、問い合わせする際は公式サイトか、契約時に貰った資料に記載されている電話番号を使用するようにしましょう。
クレジットカードであれば、カードに電話番号が載っているものもありますね。
最後にメールのフッターを確認してみます。
公式のものは社名と合わせて、財務局から発行された番号も記載されていました。
また、所在地の番地(数字)部分が迷惑メールでは、半角ですが、公式は全角でした。
よく見比べると微妙に違っているのが分かります。
普段からカードを利用していると利用金額の確定メールなどが定期的に来ていると思います。本記事を参考に怪しいメールが来た場合は、落ち着いて公式からのメールと比較し、迷惑メールか判断して頂ければ幸いです。
今回は以上です。最近は迷惑メールがかなり増えているので皆さん注意しましょう。
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