MIRACLE LINUXのバージョン8.4をWindows11のVirtualBox仮想マシン上にインストールする方法を解説します。
環境
MIRACLE LINUXをインストールする環境です。
- ホストマシン
- Windows 11 Pro (21H2)
- VirtualBox (7.0)
- ゲストマシン(仮想マシン)
- MIRACLE LINUX 8.4
イメージファイルの入手
下記URLの公式サイトより、OSのイメージファイルをダウンロードします。
MIRACLE LINUX 8.4の完全版インストールイメージ「MIRACLELINUX-8.4-rtm-x86_64.iso」をクリックし、イメージファイルのダウンロードを行います。
仮想マシンの作成
次に仮想マシンを作成して、そこへインストールします。
*各設定の入力値は一例なので、自身の環境に合わせて適宜変更して下さい。
まず、VirtualBox 7.0(以降はVirtualBoxと表記)を起動し、
「仮想マシン > 新規」をクリックします。
仮想マシンの作成(Virtual machine Name and Operating System)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- 名前:仮想マシンを格納するフォルダの名前
- Folder:「名前」で設定したフォルダを格納するパス
- ISO Image:前項「イメージファイルの入手」で取得したISOファイルのフルパス
- タイプ:Linux
- バージョン:Red Hat 8.x (64-bit)
仮想マシンの作成(Unattended Guest OS Install Setup)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- Username and Password
- Username:作成するユーザー名
- Password:ユーザーのパスワード
- Repeat Password:パスワードの確認
- 追加オプション
- Hostname:サーバーのホスト名
- Domain Name:サーバーのドメイン名
- Guest Additions:チェックを付ける
仮想マシンの作成(Hardware)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- メインメモリー:2048 MB
- Processors:2
仮想マシンの作成(Virtual Hard disk)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- Create a Virtual Hard Disk Now(ハードディスクの新規作成):20.00 GB
仮想マシンの作(概要)画面が表示されるので、
内容を確認して「完了」をクリックします。
自動的にインストールが開始されます。(インストールには、10分程度要します)
下記のように表示されれば、インストールは完了となります。
ログイン確認
ここでは、作成した仮想マシンへのログイン確認を行います。
仮想マシンを起動して、前項「仮想マシンの作成」で入力した「ユーザー」と「パスワード」を入力します。
合わせて、「uname -n」を実行し、「ホスト名」と「ドメイン名」が設定した値になっているか確認しておきます。
以上で、MIRACLE LINUXのインストールは完了となります。
次項からは、TeraTermで接続出来るようにしたりなど、色々設定していきたいと思います。
TeraTermから接続出来るようにする
作成した仮想マシンに、TeraTermで接続できるように設定を行います。
仮想マシンが停止している状態で「設定」画面を開きます。
左側のメニューより「ネットワーク」を選択し、
アダプター 2の「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを付けます。
割り当てを「ホストオンリーアダプター」に設定し、OKをクリックします。
仮想マシンを起動し、ログインします。
「ifconfig」コマンドを実行し、「enp0s8」の「inet」に記載されているIPアドレスを確認します。
このIPアドレスが、TeraTermに入力するIPアドレスになるので、控えておいて下さい。
TeraTermを起動し、先ほど取得したIPアドレスを入力して接続します。
*Fingerprintの登録確認画面が表示された場合は「Continue」をクリックして、そのまま接続します。
ログインユーザー、パスワードを入力して「OK」をクリックします。
下記のように接続出来れば、設定は完了となります。
作業は以上です。
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