VirtualBoxでゲストマシンへのポートフォワーディングが動作しなくなった場合の対処方法を解説します。
事象と実行環境
まず事象についてですが、VirtualBoxをアップデートしたところ、NATネットワークで使用していたポートフォワーディングが動作しなくなり、TeraTermなどでゲストマシンに接続できなくなりました。
以下は、事象発生時の環境情報となります。
- OS:Windows11 Pro 24H2
- VirtualBoxバージョン:7.1.6(アップデート前は7.0)
対処方法
ここでは、対処方法について説明していきたいと思います。
まず、以下が対処前の設定内容となります。
アップデート前は、こちらの設定で、TeraTermなどを使いゲストマシンにSSH接続出来ていました。

では、対処方法についてですが、
ポートフォワーディングルールの「ゲストIP」を指定することで接続出来るようになりました。
具体的には、以下のように設定しました。
これは、ホストオンリーアダプターで払い出されるIPアドレスを設定した例です。

設定するIPアドレスですが、NATとホストオンリーアダプターで払い出されるものであればどちらでも接続出来ました。
他のネットワーク設定については確認していません。
デフォルト設定であれば以下のようなIPアドレスです。
- NAT:10.0.***.***
- ホストオンリーアダプター:192.168.***.***
ipコマンドなら、ネットワークインターフェース名がenpから始まるものになります。
[root@vbox home]# ip a | grep enp | grep inet inet 10.0.123.123/24 brd 10.0.123.255 scope global dynamic noprefixroute enp0s3 inet 192.168.123.123/24 brd 192.168.123.255 scope global dynamic noprefixroute enp0s8
記事は以上です。
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