VBScriptにおける「WScript.Echo」の使い方とメッセージボックスとの違いについて解説します。
はじめに
VBScriptで、画面に文字列を出力する方法は様々なものがありますが、
ここでは、WScript.Echoを使用する方法を説明します。
また、似たような機能を持つ、メッセージボックス(MsgBox)との違いについても簡単に触れたいと思います。
書式
WScript.Echoの書式です。
WScript.Echo(出力する文字列)
ソースコード
WScript.Echoを使用したサンプルのソースコードです。
Option Explicit
Dim msg
msg = "サンプルメッセージ"
WScript.Echo(msg)
実行結果
サンプルの実行結果です。
メッセージボックスとの違い
ここでは、似たような機能を持つメッセージボックス関数(MsgBox)とWScript.Echoに、どのような違いがあるのかを説明します。
まず、大きな違いとしては、スクリプトをコマンドプロンプトから実行した場合の挙動です。
以下のように、WScript.Echoでは、コマンドプロンプト上にメッセージが表示され、
MsgBoxでは、別ウィンドウのダイアログが表示されます。
WScript.Echo
サンプルメッセージ
MsgBox
また、スクリプトを直接実行した場合は、以下のようにタイトルに違いが発生します。
WScript.Echoの場合、タイトルを設定していませんが、自動で「Windows Script Host」が設定されています。
WScript.Echo
MsgBox
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