VBScriptから、Windowsのバッチファイル(*.bat)を実行する方法を解説します。
また、実行したバッチファイルの戻り値を取得する方法も合わせて解説したいと思います。
サンプル
VBScriptファイル
バッチファイルを実行するVBScriptです。
こちらのスクリプトは、バッチファイル「.\Test.bat」を実行します。
「.\Test.bat」についてですが、これは相対パスとなっており、実行するVBScriptファイルと同じフォルダにある「Test.bat」という意味になります。
VBScript
' 実行するbatファイル bat = ".\Test.bat" ' WshShellオブジェクトの作成 Set ws = CreateObject("WScript.Shell") ' batファイルの実行 rc = ws.Run(bat, 0, True) ' 戻り値の確認 MsgBox(rc) ' WshShellオブジェクトの破棄 Set ws = Nothing
バッチファイル
VBScriptから実行されるバッチファイルです。
こちらのバッチファイルは実行されると、バッチが格納されているフォルダと同じ場所に「Test.log」を出力し、戻り値「10」で処理を終了します。
バッチファイル
@echo off echo テスト > Test.log exit /b 10
実行結果
サンプルのVBScriptファイルを実行すると、VBScriptファイルが格納されているフォルダと同じフォルダに「Test.log」が作成されているかと思います。
また、下記のようにメッセージボックスに戻り値の[10]が表示されているかと思います。

記事は以上です。このように、VBScriptからバッチファイルは簡単に呼び出すことが出来ます。
戻り値も取得出来るので、戻り値を元に条件分岐など色々試してみて下さい。
コメント