Subversion(通称:svn)リポジトリに接続するためのクライアントアプリ「TortoiseSVN」の基本的な使い方を解説します。
TortoiseSVNのインストール方法と日本語化は以下で解説しています。
言語設定を日本語に変更する
TortoiseSVNのインストール時に日本語の言語パックを適用すると、自動で言語設定が日本語に変更されますが、稀に英語に戻ってしまう場合があります。
ここでは、言語設定を日本語に変更する方法を説明します。
まず、設定画面を開きます。
デスクトップで右クリックし、「TortoiseSVN」>「Settings」をクリックします。
左側のメニューから「General」をクリックし、
右側の画面にある「Language」の設定を「English」から「日本語(日本)」に変更します。
変更後は「OK」をクリックします。
再度、デスクトップで右クリックし、「TortoiseSVN」のサブメニューを確認します。
下記のように、日本語で表示されていれば設定は完了となります。
リポジトリブラウザーでリポジトリに接続する
TortoiseSVNのリポジトリブラウザーからリポジトリに接続する方法を説明します。
デスクトップで右クリックし、「TortoiseSVN」>「リポジトリブラウザー」をクリックします。
SubversionリポジトリのURLを入力し、「OK」をクリックします。
下記の画面が表示されれば、リポジトリへの接続は成功です。
チェックアウトする
Subversionリポジトリから、フォルダやファイルをチェックアウトする方法を説明します。
エクスプローラー上で右クリックし、「SVNチェックアウト」をクリックします。
以下の項目を入力し、「OK」をクリックする。
・リポジトリのURL
・チェックアウト先のディレクトリ
その他は任意で設定して下さい。
下記のようにチェックアウトの進捗状況が表示されるので、「OK」をクリックします。
エクスプローラーでチェックアウト先のディレクトリを確認し、下記のように、フォルダやファイルに緑色のチェックマークが付いていれば、チェックアウトは完了となります。
コミット(リポジトリの更新)する
Subversionリポジトリに、フォルダやファイルをコミットする方法を説明します。
まず、コミットするフォルダやファイルを作成します。
今回は、trunkフォルダ配下に以下のようなファイルを作成し、これをコミットしたいと思います。
- C:\ws\svn\trunk\01
- C:\ws\svn\trunk\02\a.txt
コミットするファイルを作成後、trunkフォルダを右クリックし、メニューから「SVNコミット」をクリックします。
コミット対象を確認する画面が表示されます。
コミットしたいファイルにチェックを入れて、「OK」をクリックします。
メッセージ欄にコミットコメントを入力しておくと、履歴を追いかける際に便利なので、入力することを推奨します。
Subversionの設定(サーバー側の設定)によっては、認証画面が表示される場合があります。
表示された場合は、「ユーザー名」、「パスワード」を入力し、「OK」をクリックします。
下記のように、エラーなどが発生せずに完了したことを確認し、「OK」をクリックします。
以上で、リポジトリへのコミットは完了となります。
アップデート(ローカルの更新)する
Subversionリポジトリのファイルで、ローカルのファイルをアップデート(更新)する方法を説明します。
更新を行うフォルダ、今回は、trunkフォルダを右クリックし、メニューから「SVN更新」をクリックします。
以下のように、更新の確認画面が表示されます。
追加または更新と書かれているファイルが、自分以外がコミットし、ローカルに反映されたファイルです。
特にエラーなどが無ければ、「OK」をクリックし、アップデート(更新)が完了となります。
ちなみに、下記のように、追加や更新が表示されない場合はリポジトリとローカルが同じで差異が無い事を示します。
記事は以上です。今回説明した機能はほんの一部で、TortoiseSVNにはこれら以外にも便利な機能がたくさんあります。今後はそちらの方にも触れていきたいと思います。
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