はじめに
この記事を読まれているということはそもそもレンタルサーバーって何?
と思われている方が少なくないと思います。
車を運転するには免許証、家を建てるには土地が必要ですよね?
レンタルサーバーとはWeb サービスを立ち上げるために、基盤として必要不可欠な存在なんです。
サーバーには複数種類があり、個人で購入し利用することも可能ですが、
運用には多額のコスト、システム構築の準備から運用には、技術的な知識や時間が必要になります。
そこで、個人で購入しサーバーを利用するのと同じ事が低コストで簡単に行える
便利なものがレンタルサーバーなんです。
本記事では、初めてレンタルサーバーを利用する人にも分かりやすく、レンタルサーバーのメリット・デメリットや種類、仕組みについて解説します。
レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーとは、サーバーを貸し出すサービスのことです。
こちらの記事で紹介したGMO社の提供するConoHaWINGもその一つですね!
先ほど説明したように、個人でサーバーを一から立ち上げることもできますが
その構築には専門知識が必要なのと、メンテナンスやサーバー設置費用などの
多額のコストがかかってくるため、末端ユーザーが気軽に利用できるとは言いがたいです。
しかし、レンタルサーバーを活用することで、手軽にサーバーの利用ができます。
まず、サーバーとは一般的には何なのかというとネットワーク上の処理結果や情報を
提供するコンピューターなどの事を指します。
実は普段利用されているTwitterやInstagramといったSNSも実はサーバー上で動いているんです。
レンタルサーバーの詳細に触れる前に、まずは「サーバー」について理解していきましょう。
サーバーとはネットワーク上で情報や処理結果を提供するコンピューターやソフトウェアを意味します。
理解してもらう為に簡単に言い換えると
“発信者がユーザーに見せたい情報やデータを保管する場所”という風に考えてください。
サーバーは不動産の仲介業者的な存在で情報発信者がアップしたデータを
ユーザーが閲覧したいとリクエストした際にデータとして提供する役割を果たしています。
この仲介役がいるからこそ、我々のようなサイト作成者は特に技術を
持っていなくとも簡単にサイトを運営することができるんです!
先ほども解説したように自分でサーバーを構築したり運営したりするためには、
運用を行う為のコンピューターを購入し、設置する場所も用意しなければなりません。
特に、サーバーを運用するうえで大きなポイントとなるのが
“1日中コンピューターを起動したままにしておく必要があることが多い”
といった点ではないかと思います。
その点レンタルサーバーを利用すれば、業者側でコンピューターの準備や管理をしてくれるため、
ランニングコストを大幅に削減する事ができますね!
レンタルサーバーって何ができるの?
レンタルサーバーで出来ること、出来ないことを簡単にまとめてみました。
これらは 各社レンタルサーバー各社で若干の違いがありますので基本的なものを紹介します。
レンタルサーバーで出来ることやメリット
- ホームページやブログを持つことができる
ホームページやWordPressで作られたブログを持つ事ができます。
.comや.jpなどのドメインを取得しURLとして利用することが出来ます。
(無料のブログサービスでは独自ドメインをもてない事が多い) - 広告の掲載やアフィリエイトを利用することが出来る
アフィリエイトサイトやEC サイトは完全無料のブログサービスでも作ることができますが、
無料のブログは突如サービスが終了する可能性が少なくない。 - サーバーの管理が不要
サーバーの管理はレンタルサーバー提供側が行うので、サーバーの知識や手間なく利用できる。 - 独自のメールアドレスを持つことが可能になる。
独自ドメイン含む任意のドメインを使ってメールアドレスを作る事ができます。 - ランニングコストが低い
長期的にサイトを運営していく中でコストが低いのは重要なことですよね。
レンタルサーバーでは出来ない事やデメリット
- 大規模なサイトやアクセス数の多いECサイト等には向かない
実際、不可能ではありませんが運用に関する制約の少なさからクラウドサーバーなどが適している場合が多いと思います。
ここで指すレンタルサーバーとは共有サーバーというものを指します。 - 個別でのカスタムが基本的に出来ない
提供されているサービスから技術的、専門的なカスタムが難しい。 - 他者起因の負荷、障害の影響を受けることがある。
レンタルサーバーの基礎知識
いろんなレンタルサーバーがあるけどどこのサーバーを選べばいいの?
と思われる方が多いと思います。
ここでは、各レンタルサーバー会社によって違いがあるポイントを解説します。
- SSL
SSLとはブラウザとサーバー間の通信を保護する物です。
セキュリティが進化している昨今では、SSLで保護していないサイトは
ユーザーに警告表示されるほか、以前解説したSEOでもあまり良い評価は
されない為、SSL化は確実に行っておきましょう。 - ストレージ容量
サーバーへ格納できるデータの容量です。
最近はあまりないと思いますが、一桁GBなどのストレージは避けたほうがいいでしょう。
最低でも 数十GB程度、多いに越したことはありません。 - サーバー稼働率
サーバーが正常に稼働している割合のことを指します。
せっかくお金を払っているのにサーバーがまともに機能しない、保守されて
いないなんてのは避けたいので稼働率は限りなく100%に近い物を選びましょう。 - 独自ドメイン
任意の文字列を指定し取得するドメインのこと。
企業であれば社名やサービス名、個人であれば好きな単語を利用します。
だいたいのレンタルサーバーで利用できると思いますが、
サービスがない場合もあるかもしれませんので事前に確認しましょう。 - データ転送量
サーバーからユーザーのブラウザへ転送されるデータ量を指します。
こちらも出来れば無制限であるのが好ましいです。
予算と相談し、なるべく容量の多いものを利用しましょう。 - WordPressが利用できるか
ブログサービスとしても全国的に利用されているCMSです。
ブログを運営するつもりでレンタルサーバーを利用したい場合、
こちらが使えるかどうかを確認しておきましょう。
特にWordPressとの相性がよく、利用しやすいレンタルサーバーが
GMO社がサービス展開するConoHa WINGです。 - サーバ処理速度
サーバー処理速度は、例えばGoogleの検索結果からサイトを開いた時に、
実際にWEBページが表示されるまでの時間に影響します。
SEOの観点からも、レンタルサーバー選びの重要要素になっています。
以上の点に着目しながら各社が展開しているレンタルサーバー会社を選びましょう。
大事なのは利用目的やサイトの規模、予算などに応じてふさわしいものを選ぶことです。
また、長く運用していく中稼働の安定性やサポート体制の有無は特に重要と言えるでしょう。
レンタルサーバーには無料トライアルやお試し期間がついているものも多くあります。
実際に気になるレンタルサーバーを利用してみて、自分にあったレンタルサーバーを選ぶことをおすすめします。
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