VirtualBoxで、仮想マシンごとに格納先を変更する方法を解説します。
はじめに
VirtualBoxの仮想マシンの格納先をデフォルトのパス以外に変更するには、以下のような方法があります。
- 初期構築時に格納先を指定する
- 一度、VirtualBoxマネージャーから削除し、再度登録する
上記の1は、仮想マシンの作成後には使えない、2は少し手間が掛かるという問題があります。
また、Vagrantなどで仮想マシンを作成すると、自動でデフォルトのパスに作成されてしまいます。
今回は、シンボリックリンクを使用して、VirtualBoxの設定を変更することなく、仮想マシンの格納先を変更する方法を説明します。
仮想マシンの格納先を変更する
ここでは、仮想マシンの格納先を変更する方法を説明します。
今回は「TestMachine」という仮想マシンを格納先を下記のように変更します。
・変更前のパス:C:\Users\user\VirtualBox VMs
・変更後のパス:D:\VirtualBox VMs
まずは、仮想マシンを停止させて、変更前のパスにある「TestMachine」フォルダを、変更後のパスに移動させます。
次に、コマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを実行します。
C:\Windows\System32>mklink /d "C:\Users\user\VirtualBox VMs\TestMachine" "D:\VirtualBox VMs\TestMachine" C:\Users\user\VirtualBox VMs\TestMachine <<===>> D:\VirtualBox VMs\TestMachine のシンボリック リンクが作成されました
最後に格納先を変更した仮想マシンを起動し、正常に起動すれば、作業は終了となります。
記事は以上となります。
仮想マシンはファイルサイズが大きいため、複数のハードディスクに分散させたい場面が多々あるかと思います。
本記事の方法であれば、VirtualBoxの設定を変更することなく、1コマンドで格納先を変更することが出来るので試してみて下さい。
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