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Windows環境で指定したサイズのファイルを作成する方法を解説します。
書式
任意のサイズでファイルを作成する際は「fsutil」コマンドを使用します。
以下が、fsutilコマンドの書式になります。
fsutil file createNew <ファイル名> <ファイルサイズ(byteで指定)>
まず、指定するファイル名ですが、ファイル名だけ指定した場合は、カレントディレクトリにファイルが作成されます。
別のディレクトリなどに作成したい場合は、フルパスなどパスを指定して下さい。
次に、ファイルサイズですが、「byte(バイト)」で指定する必要があります。
1MBや1GBを指定する場合は、下記を参考にして下さい。
サイズ | byteでの値 | 計算式 |
---|---|---|
1KB | 1024 | 1024^1 |
1MB | 1048576 | 1024^2 |
1GB | 1073741824 | 1024^3 |
1TB | 1099511627776 | 1024^4 |
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使用例
試しに、10MBのファイルを作成してみます。
下記のサンプルを実行すると、カレントディレクトリ(バッチファイルがあるフォルダ)に、10MBのファイルが作成されます。
C:\workspace\WinBat>fsutil file createNew testFile.txt 10485760
作成したファイルを確認してみます。
C:\workspace\WinBat>where /t testFile.txt 10485760 2022/07/30 1:23:39 C:\workspace\WinBat\testFile.txt
黄色文字のように、指定したファイルサイズでファイルが作成されたことが確認出来ました。
記事は以上です。開発時のテストデータ作成など様々な場面で使えそうですね。サイズの指定がバイト指定というのが少し使いづらいので、MBやGBで指定出来るようなバッチなども公開出来ればと思います。
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