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コマンドプロンプトを使って、Windowsの環境変数一覧を取得する方法を解説します。
環境変数の確認方法を知ることで、システム設定やトラブルシューティングに役立てましょう。
はじめに
Windowsのシステム設定やプログラム実行時に利用される環境変数は、システムの動作をカスタマイズする重要な情報を提供します。
環境変数は、例えば、システムパスや一時フォルダなど、システム全体やユーザーごとの設定を格納しています。
本記事では、環境変数を個別、一覧で取得する方法を説明します。
環境変数を一覧で取得する
以下のように、setコマンドを実行することで環境変数の一覧を取得することが出来ます。
c:\Workspace>set ALLUSERSPROFILE=C:\ProgramData CommonProgramFiles=C:\Program Files\Common Files CommonProgramFiles(x86)=C:\Program Files (x86)\Common Files CommonProgramW6432=C:\Program Files\Common Files ComSpec=C:\WINDOWS\system32\cmd.exe DriverData=C:\Windows\System32\Drivers\DriverData FPS_BROWSER_APP_PROFILE_STRING=Internet Explorer FPS_BROWSER_USER_PROFILE_STRING=Default FP_NO_HOST_CHECK=NO HOMEDRIVE=C: NUMBER_OF_PROCESSORS=4 OS=Windows_NT PATHEXT=.COM;.EXE;.BAT;.CMD;.VBS;.VBE;.JS;.JSE;.WSF;.WSH;.MSC ProgramData=C:\ProgramData ProgramFiles=C:\Program Files ProgramFiles(x86)=C:\Program Files (x86) ProgramW6432=C:\Program Files PSModulePath=C:\WINDOWS\system32\WindowsPowerShell\v1.0\Modules\ SystemDrive=C: SystemRoot=C:\WINDOWS TEMP=C:\Users\user\AppData\Local\Temp TMP=C:\Users\user\AppData\Local\Temp windir=C:\WINDOWS
特定の文字列で絞り込む
findコマンドを組み合わせることで、指定したキーワードで絞り込むことが可能です。
ここでは例として「USER」という文字列で絞り込みました。
c:\Workspace>set | find "USER" ALLUSERSPROFILE=C:\ProgramData FPS_BROWSER_USER_PROFILE_STRING=Default USERNAME=user USERPROFILE=C:\Users\user
環境変数を個別に取得する
「echo %環境変数名%」と実行することで、環境変数の値を個別に取得することが可能です。
c:\Workspace>echo %SystemRoot% C:\WINDOWS
まとめ
コマンドプロンプトを使えば、簡単にWindowsの環境変数一覧を取得でき、システムの設定やトラブルシューティングに役立ちます。
上記の方法で環境変数を確認し、必要に応じて設定変更を行いましょう。
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