Windows11のVirtualBox上に、Ubuntu Server 22.04.2 LTSをインストールする方法を解説します。
環境
今回、Ubuntu Serverをインストールする環境です。
- ホストマシン
- Windows 11 Pro (21H2)
- VirtualBox (7.0)
- ゲストマシン(仮想マシン)
- Ubuntu Server 22.04.2 LTS
イメージファイルのダウンロード
ここでは、Ubuntu Serverをインストールするために必要なイメージファイルをダウンロードします。
まずは、下記URLの公式サイトに接続します。
以下の「Ubuntu Server 22.04.2 LTS」にある緑色の「ダウンロード」ボタンをクリックします。
クリックすることで、自動的にイメージファイルのダウンロードが開始されます。
*ダウンロードファイル名:ubuntu-22.04.2-live-server-amd64.iso
イメージファイルのダウンロードは以上となります。
仮想マシンの作成
次に仮想マシンを作成して、そこへインストールします。
*各設定の入力値は一例なので、自身の環境に合わせて適宜変更して下さい。
まず、VirtualBox 7.0(以降はVirtualBoxと表記)を起動し、
「仮想マシン > 新規」をクリックします。
仮想マシンの作成(Virtual machine Name and Operating System)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- 名前:仮想マシンを格納するフォルダの名前
- Folder:「名前」で設定したフォルダを格納するパス
- タイプ:Linux
- バージョン:Ubuntu (64-bit)
仮想マシンの作成(Hardware)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- メインメモリー:4096 MB
- Processors:2
仮想マシンの作成(Virtual Hard disk)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- Create a Virtual Hard Disk Now(ハードディスクの新規作成):16.00 GB
仮想マシンの作成(概要)画面が表示されるので、
内容を確認して「完了」をクリックします。
仮想マシンの作成は以上となります。
OSのインストール
ここでは、前項で作成した仮想マシンに、OSのインストールを行います。
まずは、作成した仮想マシンを選択した状態で「起動」をクリックします。
インストールに使用するイメージファイルを選択する画面が表示されるので、
先程ダウンロードしたイメージファイルを選択します。
選択後は「Mount and Retry Boot」をクリックします。
インストーラーが起動するので「Try or Install Ubuntu Server」を選択し、「Enter」を押下します。
インストールで使用する言語を設定する画面が表示されますが、
選択肢に日本語が無いので、ここでは「English」を選択し、「Enter」を押下します。
キーボードの設定を行う画面が表示されるので、
LayoutとVariantの両方を「Japanese」に設定し、「Done」を選択します。
インストールタイプを設定する画面が表示されるので、
ここでは「Ubuntu Server」を設定し、「Done」を選択します。
ネットワーク構成を設定する画面が表示されます。
初期設定では、DHCPでIPアドレスを払い出す設定になっているので、
今回は、このまま「Done」を選択します。
プロキシサーバーのIPアドレスを設定する画面が表示されますが、
今回はプロキシサーバーを使用しないので、そのまま「Done」を選択します。
パッケージなどをダウンロードするためのミラーサーバーを選択する画面が表示されますが、
自動的に一番近いサーバーが選択されるので、そのまま「Done」を選択します。
インストール先のストレージを設定する画面が表示されますが、
今回は、そのまま「Done」を選択します。
ストレージ設定の内容確認画面が表示されるので、「Done」を選択して先に進めます。
インストール実行の確認ダイアログが表示されるので、「Continue」を選択します。
ログインユーザーを作成する画面が表示されるので、各項目を入力後、「Done」を選択します。
- Your name:コンピューター名
- Your server’s name:ホスト名
- Pick a username:ログインユーザー名
- Choose a password:ログインパスワード
- Confirm your password:パスワードの確認
Ubuntu Proにアップグレードするかの確認画面が表示されますが、
今回は不要なので、そのまま「Continue」を選択します。
OpenSSHサーバーのパッケージをインストールするかの確認画面が表示されるので、
「Install OpenSSH Server」にチェックを付けて、「Done」を選択します。
OSのインストールと同時にインストールするパッケージを選択する画面が表示されますが、
今回は、OSのみをインストールするので、そのまま「Done」を選択します。
インストールが完了すると「Reboot Now」という選択肢が表示されるので、それを選択します。
以下の画面が表示された場合、ゲストマシンにCD・DVDなどのイメージファイルがマウントされていないことを確認し、「Enter」を押下して下さい。
再起動が完了すると、ログイン画面が表示されるので、インストール時に作成したユーザー・パスワードを入力してログインして下さい。
無事にログインが出来れば、インストール作業は完了となります。
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