Red Hat Enterprise Linux 7.9(RHEL7.9)のイメージファイルのダウンロードからインストールするまでを解説します。
環境
RHEL7.9をインストールする環境です。
- ホストマシン
- Windows 11 Pro (21H2)
- VirtualBox (7.0)
- ゲストマシン(仮想マシン)
- Red Hat Enterprise Linux 7.9(RHEL7.9)
イメージファイルのダウンロード
ここでは、RHEL7.9のイメージファイルをダウンロードします。
まず、下記より、RedHatの公式サイトにアクセスします。
*RedHatにログインしていない場合は、事前にログインしておいて下さい。
ダウンロードするファイルは以下となります。
- ファイル名:rhel-server-7.9-x86_64-dvd.iso
- ファイルサイズ:約 4.22 GB
イメージファイルのダウンロードは以上となります。
仮想マシンの作成
次に、RHEL7.9をインストールするための仮想マシンを作成します。
*各設定の入力値は一例なので、自身の環境に合わせて適宜変更して下さい。
まず、VirtualBox 7.0(以降はVirtualBoxと表記)を起動し、
「仮想マシン > 新規」をクリックします。
仮想マシンの作成(Virtual machine Name and Operating System)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- 名前:仮想マシンを格納するフォルダの名前
- Folder:「名前」で設定したフォルダを格納するパス
- ISO Image:指定しません
- タイプ:Linux
- バージョン:Red Hat (64bit)
仮想マシンの作成(Hardware)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- メインメモリー:2048 MB
- Processors:2
仮想マシンの作成(Virtual Hard disk)画面が表示されるので、
下記のように、各項目を入力し、「次へ」をクリックします。
- Create a Virtual Hard Disk Now(ハードディスクの新規作成):20.00 GB
仮想マシンの作成(概要)画面が表示されるので、
内容を確認して「完了」をクリックします。
以上で、仮想マシンの作成作業は完了となります。
Red Hat Enterprise Linux 7.9のインストール
前項で作成した仮想マシンに、OS(RHEL7.9)をインストールしていきます。
まずは、仮想マシンを起動します。
仮想マシンが起動されると、OSが入っていないので、OSインストール用のメディアを選択して下さいという旨の警告が表示されるので、「イメージファイルのダウンロード」で取得したファイルを選択します。
ファイル名は「rhel-server-7.9-x86_64-dvd.iso」です。
イメージファイルの選択後は「Mount and Retry Boot」をクリックします。
選択したイメージファイルが、DVDドライブにマウントされ、自動的に再起動されます。
その後、RHEL7.9のインストーラーが起動するので、
「Install Red Hat Enterprise Linux 7.9」を選択し、「Enter」を押します。
言語設定画面が表示されるので、「日本語」を選択して「続行」をクリックします。
*検索欄に「jp」と入力すると、日本語がすぐに見つかるようになります。
インストールの設定を行います。
まず、「インストール先」をクリックします。
*画面上に表示されていない場合、少し下にスクロールして下さい。
インストール先を設定する画面が開かれるので、
そのまま「完了」をクリックします。
「インストールの開始」をクリックします。
インストールが開始されるので、その裏でユーザーの設定を行います。
「ROOT パスワード」をクリックします。
rootユーザーのパスワードを入力し、「完了」をクリックします。
インストールが完了すると、画面右下に「再起動」ボタンが表示されるので、クリックします。
再起動が完了すると、ログイン画面が表示されるので、先ほど、作成したユーザーでログインします。
無事にログインが出来れば、作業は完了となります。
お疲れ様でした。Red Hat Enterprise Linux 7.9のインストール作業は以上となります。
コメント