Linux環境で、alias(エイリアス)設定を無視して、コマンドを実行する方法を解説します。
はじめに
以前、aliasを設定する方法を説明しました。
確かにaliasは便利なのですが、aliasを使用せずにコマンドを実行したい場合があると思います。
そのような場合に、aliasを無視(一時的に無効化)して、コマンドを実行する方法を説明します。
aliasを設定、解除する方法は、以下で説明しています。
aliasを無視してコマンドを実行する方法
ここでは、aliasを無視してコマンドを実行する方法を説明します。
例として、lsコマンドを「ls -al」として設定したものを使用します。
まず、普通にコマンドを実行してみます。
aliasが設定されているので、ファイル名だけでなく、ファイルの情報も表示されています。
[root@STKPUB002 ~]# ls /home/data/ 合計 4 drwxr-xr-x. 5 syutaku syutaku 93 3月 31 23:58 . drwxr-xr-x. 10 root root 119 3月 31 23:55 .. drwxr-xr-x. 2 syutaku syutaku 6 3月 31 23:56 dir1 drwxr-xr-x. 2 syutaku syutaku 6 3月 31 23:56 dir2 drwxr-xr-x. 2 syutaku syutaku 6 3月 31 23:56 dir3 -rw-r--r--. 1 syutaku syutaku 81 3月 31 23:58 file1.txt -rw-r--r--. 1 syutaku syutaku 0 3月 31 23:56 file2.txt -rw-r--r--. 1 syutaku syutaku 0 3月 31 23:56 file3.txt
では、aliasを無視してコマンドを実行してみます。
aliasを無視するには、コマンドの先頭に「\」(円マーク)を付けます。
オプションが何も無い、普通のlsコマンドになりました。
[root@STKPUB002 ~]# \ls /home/data/ dir1 dir2 dir3 file1.txt file2.txt file3.txt
リンク
コメント