Windows7にCentOS7を構築することになったため、手順をここに残しておきます。
環境
- ホストマシン
- Windows7 Professional 64bit
- VirtualBox (6.0.10)
- ゲストマシン(仮想マシン)
- CentOS7.9
CentOS7の入手
まずは、CentOS7のイメージファイルをダウンロードします。
下記のURLから、CentOSの公式サイトのダウンロードページに接続し、ダウンロードするOSを選択します。
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ここでは、ダウンロードするサイトを選択します。

最後にダウンロードするイメージファイルを選択します。
ここでは、「CentOS-7-x86_64-DVD-2009.iso」を選択しています。
ファイル名をクリックすることでダウンロードが開始されます。
回線速度にもよりますが、ダウンロードには10分程度掛かります。

インストール手順
まずは、VirtualBoxで仮想マシンを作成します。
VirtualBoxを起動し、「新規」ボタンをクリックします。

次に作成する仮想マシンの設定をを行います。
名前は「CentOS7_01」、マシンフォルダー(仮想マシンの格納先)は、Fドライブの直下に設定し、
メモリはひとまず、4GB(4096MB)としておきました。「作成」ボタンをクリックして次に進みます。
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ここでは、ファイルの場所(仮想マシンのイメージファイルの格納先とファイル名)を設定しますが、
こちらはデフォルトのままとします。
ファイルサイズは、16GBにしました。構築後にインストールするアプリなどに合わせて適宜設定して下さい。
残りの設定についてはデフォルトのままにしています。ここでの「可変サイズ」とは、ファイルサイズを上限とした可変サイズとなりますので、今回の場合、16GBがイメージファイルの最大サイズとなります。
「作成」ボタンをクリックして次に進みます。
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仮想マシンを作成することが出来ましたが、現状は何も入っていない状態なので、ここにOSをインストールしていきます。まずは、「起動」ボタンをクリックし、仮想マシンを立ち上げます。

ここでは、フォルダのようなアイコンをクリックし、先ほどダウンロードしたCentOS7のイメージファイルを選択します。そのあと、「起動」ボタンをクリックします。

CentOS7のインストール画面が表示されるので、「Install CentOS 7」をクリックします。
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言語選択画面が表示されます。ここでは「日本語」を選択しています。
選択後、「続行」ボタンをクリックして先に進みます。
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ここでは、「インストール先」の設定と「ソフトウェアの選択」を行います。
まずは、「インストール先」をクリックします。
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この仮想マシンには、ハードディスクが1つしか無いため、そのまま「完了」ボタンをクリックします。
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次に、「ソフトウェアの選択」を行います。ここでは、私がGUI派なので「GNOME Desktop」を選択しています。CUI派の方は「最小限のインストール」を選択して下さい。
ちなみにGUIの方が、LinuxのコマンドやFirefoxブラウザなど初期状態で様々な機能がインストールされるため、初心者の方はCUIで操作する場合にもGUIを選択する方が無難かもしれません。
選択後は、「完了」ボタンをクリックして先に進みます。
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「インストールの開始」ボタンをクリックして、インストールを行います。

ここでは、「ROOT パスワード」をクリックして、rootユーザのパスワードを設定します。

「root パスワード」と「確認」欄に同じパスワードを入力します。
入力後に「完了」ボタンをクリックしますが、簡単なパスワードを設定する場合は、「完了」ボタンを2回クリックする必要があります。

インストールの完了後、「再起動」ボタンをクリックします。

再起動後、以下の画面が表示されるので、「LICENSING」をクリックします。

「ライセンス契約に同意します。」にチェックを付けて、「完了」ボタンをクリックします。

「設定の完了」ボタンをクリックして次に進みます。
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ここからは、システムの設定を行います。
まずは、言語設定ですが、デフォルトで「日本語」が選択されているため、「次へ」ボタンをクリックします。
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こちらもデフォルトの設定のまま「次へ」ボタンをクリックします。
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デフォルトでは「位置情報サービス」が「オン」になっているため、「オフ」に変更して「次へ」ボタンをクリックします。
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タイムゾーンは、検索欄に「tokyo」と打ち込むと、入力候補に「東京, 日本」が出てくるので、選択後に「次へ」ボタンをクリックします。
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ここでは、特に他のアカウントと連携する必要はないため、設定せずに「スキップ」ボタンをクリックしていますが、必要に応じて設定してください。

一般ユーザを作成します。ここでは「centos」としておきました。任意のユーザを作成して下さい。
「次へ」ボタンをクリックして先に進みます。
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先ほど作成したユーザのパスワードを設定します。簡単なパスワードは使用出来ないため、少し複雑なパスワードを設定する必要があります。(「000abc123」にすれば先に進めます。)
「次へ」ボタンをクリックして先に進みます。
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「CentOS Linux を使い始める」ボタンをクリックすることで初期設定は完了となります。
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初めて使用する方向けにヘルプが用意されています。必要に応じて確認してみてください。
「×」ボタンでこの画面を閉じることができます。
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CentOS7のデスクトップが表示されれば、インストールが完了です。
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お疲れ様でした!以上がVirtualBox上にCentOS7を構築する手順になります。
次回は、もっと使いやすくなるように設定を行いたいと思います。
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