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前回まで、ジョブテンプレートに必要な各種定義を作成してきました。
今回は、実際に実行してみようと思います。
ジョブテンプレートに必要な定義の作成方法は以下の記事を参考にして下さい。
ジョブテンプレートの設定
今回実行するジョブテンプレートの設定は以下のようになっています。
インベントリーとプロジェクトは参考記事で作成したものを使用します。
プレイブック
実行するプレイブック「hello.yml」です。
---
- hosts: all
tasks:
- name: "Hello Ansible !"
debug:
ジョブの起動
起動方法は複数ありますが、今回は「テンプレート一覧」画面(AWXの画面左側にあるメニューでテンプレートをクリックして開かれる画面)から、ジョブを起動したいと思います。
今回実行する「Sample Template」の右側にある、ロケットマークをクリックするとジョブが開始されます。
実行結果
ジョブの実行結果になります。
正常終了しましたね。
13行目に「ok=2」と出力されていますが、これは被管理サーバ(今回はローカルサーバです)に変更が無く、正常に処理された場合のカウントです。
変更が入る(ファイルのコピー、所有権の変更)処理の場合は、「changed」にカウントされます。
また、接続処理周りのエラーは「unreachable」、その他のエラーは「failed」にカウントされます。
今回実行したプレイブックの5行目が実行結果の7行目になります。
プレイブックの[name]ディレクティブに「Hello Ansible !」と記述しましたが、これがタスク名となり、実行ログにも表示されていることが分かります。
また、プレイブックの6行目の[debug]モジュールですが、これはデフォルトで「Hello world!」が格納されています。なので、実行結果の9行目にも同文字列が表示されていますね。
記事は以上になります。今回は、ジョブテンプレートの実行ということで、主にテンプレートの実行方法について解説しましたが、今後はAnsibleで用意されている様々なモジュールの使用方法や挙動について解説していきたいと思います。
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