【Ansible AWX 15.0.1】ジョブテンプレートの実行


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前回まで、ジョブテンプレートに必要な各種定義を作成してきました。
今回は、実際に実行してみようと思います。

ジョブテンプレートの設定

今回実行するジョブテンプレートの設定は以下のようになっています。
インベントリーとプロジェクトは参考記事で作成したものを使用します。

  • 名前:Sample Template
  • 説明:サンプル用
  • ジョブタイプ:実行
  • インベントリー:Localhost Inventory
  • プロジェクト:秋拓プロジェクト
  • PLAYBOOK:hello.yml

プレイブック

実行するプレイブック「hello.yml」です。

---
- hosts: all
  tasks:

  - name: "Hello Ansible !"
    debug:

ジョブの起動

起動方法は複数ありますが、今回は「テンプレート一覧」画面(AWXの画面左側にあるメニューでテンプレートをクリックして開かれる画面)から、ジョブを起動したいと思います。

今回実行する「Sample Template」の右側にある、ロケットマークをクリックするとジョブが開始されます。

実行結果

ジョブの実行結果になります。

正常終了しましたね。
13行目に「ok=2」と出力されていますが、これは被管理サーバ(今回はローカルサーバです)に変更が無く、正常に処理された場合のカウントです。
変更が入る(ファイルのコピー、所有権の変更)処理の場合は、「changed」にカウントされます。
また、接続処理周りのエラーは「unreachable」、その他のエラーは「failed」にカウントされます。

今回実行したプレイブックの5行目が実行結果の7行目になります。
プレイブックの[name]ディレクティブに「Hello Ansible !」と記述しましたが、これがタスク名となり、実行ログにも表示されていることが分かります。
また、プレイブックの6行目の[debug]モジュールですが、これはデフォルトで「Hello world!」が格納されています。なので、実行結果の9行目にも同文字列が表示されていますね。

記事は以上になります。今回は、ジョブテンプレートの実行ということで、主にテンプレートの実行方法について解説しましたが、今後はAnsibleで用意されている様々なモジュールの使用方法や挙動について解説していきたいと思います。

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