はじめに
今回は、引数の範囲に指定したセル範囲に入力されている文字列の読みを抽出することのできるPHONETIC関数をご紹介します。
どんな関数なのかというと、会員名簿や生徒名簿などの名前[氏/名]から自動でフリガナを抽出する関数なんです。
聞いただけでも便利そうな感じがしませんか?
不特定多数の人で管理する顧客名簿などでは顧客の名前の読み方は必須事項であり、膨大な数の情報を
全て手入力するのでは効率が悪いですよね。
今回ご紹介するPHONETIC関数を是非マスターして業務の自動化に挑戦してみましょう!
それでは画像を交えてPHONETIC関数の使い方を解説していきたいと思います。
引数の範囲に指定したセル範囲に入力されている文字列の読みを抽出する
PHONETIC関数とは?
まず、PHONETIC関数の書式は以下の通りで
=PHONETIC(範囲)といった書式になり、[範囲]に指定したセル範囲に入力されている
文字列の読みを抽出することができます。
覚えておきたいポイント
- 指定したセル範囲に英数字が入力されている場合はそのまま英数字が表示される
- 日付が入力されている場合はなにも表示されない
- ※読みが抽出できるのはExcel上で入力した文字列のみ
- 範囲に連続する複数のセルを指定した場合、先頭のセルから順に読みを表示させる
以上の4点をしっかりと覚えておきましょう。
顧客名簿の顧客名[氏/名]からフリガナを抽出してみよう!
まず、抽出した読みを表示させたいセル[D3]に=PHONETIC(B3:C3)を入力します。
すると氏[B3]と名[C3]の読みが自動で表示されましたね。
あとはオートフィルで階下のセルにも反映させればOKです!
読みをひらがなで表示させてみよう!
PHONETIC関数で表示する読みは初期の設定ではカタカナ表記になっています。
読みをひらがなで表示させたい場合は、元の文字列[顧客の氏/名]が入力されているセル範囲を選択し、
ホームタブの[ふりがなの表示/非表示]の[▼]をクリックし、[ふりがなの設定]をクリックします。
設定画面が表示されたら、[種類]欄の[ひらがな]にチェックを入れ、OKをクリックします。
するとカタカナで表示されていた読みがひらがなで表記されていますね。
PHONETIC関数は特に難しい決まりごともなく、読みの抽出といった業務簡素化に貢献できる便利な関数ですね。
しっかりとマスターして日頃の業務の自動化に挑戦してみましょう!
以上でPHONETIC関数の紹介を終わります。
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