はじめに
当BLOGでは様々なExcel関数を紹介していますが、今回はこれからExcelを始める、
使ってはいるけど実は基本的な所は理解していないといったExcel初心者の方の為に
Excelの基本のVol.1を解説したいと思います。
Vol.1
Vol.2
Vol.3
まずはこちらの記事からExcelの基本を学び、様々な便利関数を覚えて仕事に活かしてみましょう!
Excelの基本-数式や関数って何なの?
まず、Excelのセル(文字を入力する四角い枠)に入力する計算式を[数式]と呼び、
+や-などの演算子(下記リスト参照)のほか、複雑な計算式を利用した[関数]を使用することが出来ます。
算出演算子 | 意味 |
=A1+B1 | セルA1の値にセルB1の値を足す(足し算) |
=A1-B1 | セルA1の値からセルB1の値を引く(引き算) |
=A1*B1 | セルA1の値とセルB1の値を掛ける(掛け算) |
=A1/B1 | セルA1の値をセルB1の値で割る(割り算) |
=A1^B1 | セルA1の値のセルB1乗を求める(べき算) |
=A1*50% | セルA1の値に0.5を掛ける(パーセントの計算) |
Excelとは演算子を使った簡単な計算から対応しているので関数がなくても使えちゃうんです!
皆さんが疑問に思う[関数]というのはこれらの演算子を使って人間が手入力するには
時間も手間もかかる複雑な計算を関数という書式を用いて自動で行うものの事を言います。
Excelの様々な使い方
ここでは簡単に数値の平均を計算する例でご紹介します。
まず基礎中の基礎として覚えておかないといけない事ですが、
数式や関数は半角英数字で入力し、必ず[=](イコール)で始めましょう。
セルに数式や関数を入力するとそのセルには計算結果が表示されますが、シートの上にある数式バーには入力した数式や関数がそのまま表示されます。
それではこれから
- 関数を使用せず数値をそのまま用いて計算する方法
- セルの参照を利用して計算する方法
- 関数を利用して計算する方法(ここではAVERAGE関数を使用します)
の3パターンで解説していきます。
まず関数を使用せず数値をそのまま用いて計算する方法ですが
数式を入力する対象のセル[G3]に[=(427+521+552+595+410)/5]を入力します。すると計算結果が[G3]のセルには表示されますがシート上部の数式バーには先ほど入力した数式が表示されます。
次に、セルの参照を利用して計算する方法ですが
数式を入力する対象のセル[G3]に[=(]と入力し、セル[B3]をクリックすると数式に自動的に[B3]と入力されます。
続けて+を入力し同様に[C3]のセルと順に入力し(数式のセルの間に+を入力するのを忘れないようにしましょう)最後に[)/5]と入力し、[ENTER]キーを押すと先ほどと同じく計算結果が表示されましたね。
最後に、関数を利用して計算する方法を紹介します。
今回はAVERAGE関数という数値の平均値を求める関数を使用します。
関数を入力する対象のセル [G3]に[=AVERAGE(]を入力し、計算したいセルをドラッグすると自動で式にセル範囲が入力されます。
最後に[)]を入力し[ENTER]キーを押すと計算結果が表示されましたね。
先ほどと同じく、計算結果が[G3]のセルには表示されますが
シート上部の数式バーには先ほど入力した数式が表示されます。
このように、様々な方法で計算結果を導き出すことが可能ですが、
膨大な量の計算を関数を使用せず手入力で数式を入力する場合などでは、
入力ミスなども起こりえますし時間もかかってしまいますよね。
そこで覚えておきたいのがExcel関数です。
Excelの計算の決まりごと
Excelの数式には計算の優先順位があり、足し算よりも掛け算が優先されるといった本来の計算の優先順位がExcelでも守られます。
下記のような式では()で括られた箇所が最優先で計算されるのでこちらが意図した順番で計算したい場合は活用するようにしましょう。
- =(A1-B1)*50%+A1/B1^2
何度も入力しないで済む!オートフィル(自動反映)の使い方
最後に、オートフィルについて解説したいと思います。
下記のようにとあるセルの合計の値を求めたセル[G3]の関数を[G4.G5.G6.G7]のセルへ反映させたい場合などに使用します。
まず、[G3]のセルに[=SUM(B3:F3)]を入力し[B3]から[F3]までの合計の値を求めます。
そして[G3]のセルをクリックし、セルの右下にある■(フィルハンドル)にマウスポインターをあわせると形が+に変わります。
そのままセルを[G7]までドラッグします。
すると数式や関数が連続入力され、計算結果として階下のセルも合計が求められます。
これにてExcelの基礎の解説を終わります。
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