VBScriptで、引数を渡しつつスクリプトを実行する方法を解説します。
書式
引数は下記のように記述することで取得することが可能です。
WScript.Arguments(添え字)
添え字についてですが、1つ目の引数(引数1)なら、「0」、
2つ目の引数(引数2)なら、「1」を指定します。
WScript.Arguments(0) ' 引数1 WScript.Arguments(1) ' 引数2 WScript.Arguments(2) ' 引数3
実行例1:単一の引数を受け取る
ここでは、単一の引数を受け取り、それを変数に格納する方法を説明します。
ソースコード
サンプルのソースコードです。
引数1を変数[msg]に格納し、それをコンソールに表示しています。
Option Explicit
Dim msg
msg = WScript.Arguments(0)
WScript.Echo(msg)
実行方法
引数1として、「テスト文字列」という文字列を渡して実行します。
C:\workspace\VBScript>cscript //nologo test.vbs テスト文字列
実行結果
サンプルの実行結果です。
引数で渡した文字列がコンソールに表示されます。
テスト文字列
実行例2:複数の引数を受け取り、その合計値を取得する
ここでは、複数の引数(数値)を受け取り、その合計を取得する方法を説明します。
ソースコード
サンプルのソースコードです。
受け取った引数をそれぞれ変数に格納し、その合計値を取得しています。
Option Explicit
Dim value1, value2
value1 = CLng(WScript.Arguments(0))
value2 = CLng(WScript.Arguments(1))
WScript.Echo(value1 + value2)
実行方法
引数1に「10」、引数2に「100」を渡して実行しています。
C:\workspace\VBScript>cscript //nologo test.vbs 10 100
実行結果
サンプルの実行結果です。
引数1と2の合計値である「110」が表示されます。
110
リンク
コメント