VBScriptにおける「Do Until – Loop」文の使い方を解説します。
はじめに
VBScriptで使用出来る While系の構文ですが、以下のように様々なものがあります。
本記事では、「Do Until – Loop」文の使用方法について説明します。
- While – Wend
- Do While – Loop
- Do Until – Loop
- Do – Loop While
- Do – Loop
では、実際に書式やサンプルを見ていきましょう。
書式
Do Until – Loop文の書式です。
Do Until(条件式) 処理 Loop
こちらの Do Until – Loop文は、条件式が偽(False)なら、ループ処理が続けられます。
条件式が真(True)となったタイミングで、ループが終了します。
＞初めから、真(True)の場合は、ループ内の処理は実行されません。
サンプル
以下は、ループ回数を表示しつつ、指定した回数分ループするサンプルになります。
Option Explicit
' ループを終了する回数
Const LOOP_END = 5
' ループの回数
Dim loop_count
Do Until(loop_count = LOOP_END)
loop_count = loop_count + 1
WScript.Echo("ループ回数：" & loop_count)
Loopサンプルの実行結果になります。
ループ回数：1 ループ回数：2 ループ回数：3 ループ回数：4 ループ回数：5
ループから抜ける
ここでは、ループから抜ける方法を説明します。
ループを抜けるには、「Exit Do」と記述します。
以下は、ループの３回目で、ループを抜けるサンプルになります。
Option Explicit
' ループを終了する回数
Const LOOP_END = 5
' ループの回数
Dim loop_count
Do Until(loop_count = LOOP_END)
loop_count = loop_count + 1
WScript.Echo("ループ回数：" & loop_count)
If(loop_count = 3)Then
' ループを抜ける
Exit Do
End If
Loopサンプルの実行結果です。
ループ回数：1 ループ回数：2 ループ回数：3
無限ループ
ここでは、無限ループさせる方法を説明します。
方法は簡単で、条件式を「(False)」と記述するだけです。
しかし、もう１つ重要なポイントがあります。
それは、ループから抜ける処理を記述するということです。
でなければ、永遠にループから抜けれず処理が終わりません。
以下が、サンプルのソースコードになります。
条件式は常に偽（False）となり、ループ内で、３周目でループから抜ける処理を実行しています。
Option Explicit
' ループの回数
Dim loop_count
Do Until(False)
loop_count = loop_count + 1
WScript.Echo("ループ回数：" & loop_count)
If(loop_count = 3)Then
' ループを抜ける
Exit Do
End If
Loop記事は以上になります。
Do Until – Loop文は、Do While – Loop文と反対の動きをすることが分かりました。
VBScriptでは、様々なループ文が用意されているので、本記事を参考に最適なループ文を使用して頂ければと思います。
参考記事
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