【VBScript】定数の宣言と用意された定数の一覧


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VBScriptにて、定数を宣言する方法について解説しています。
また、事前に用意された定数の一覧も合わせて記載しています。

定数の宣言

定数を宣言する方法を説明します。

書式

定数を使用するための書式です。

Const 定数名 = "値"

使用例

ここでは、定数の宣言と実際の使用例を説明します。

以下のサンプルを実行すると、メッセージボックスで「c:\workspace\vbs.config」と表示されます。

' 定数の宣言
Const CONFIG_FILE = "vbs.config"

' 変数の宣言
Dim filePath
filePath = "c:\workspace\"

' フルパスの表示
MsgBox(filePath & CONFIG_FILE)

定数を使用する際の注意

定数を使用する際、いくつかの注意点があります。

一度宣言した定数の値は変更できない

一度、定数を宣言した後に、定数の値を変更しようとすると、エラーが発生します。

' 定数の宣言
Const CONFIG_FILE = "fileA.conf"

' 定数の値の変更
CONFIG_FILE = "fileB.conf"

不正な代入です。というメッセージでエラーが出力されます。

演算子を含めた値を設定できない

下記のように、足し算などの演算子を使った値を定数に設定すると、エラーが発生します。
演算子には様々なものがありますが、代表的なのは「+」や「ー」です。

' 定数の宣言
Const NUMBER = 10 + 10

リテラル定数を指定してください。というメッセージでエラーが出力されます。

定数を別の定数に設定できない

ある定数を別の定数に設定すると、エラーが発生します。
ここでは、後述する事前に用意されている定数を使って、どのようなエラーが発生するのか見てみたいと思います。

' 定数の宣言
Const NL = vbCrLf

リテラル定数を指定してください。というメッセージでエラーが出力されます。

定数の一覧

VBScriptでは、様々な定数が用意されています。
ここでは、比較的に使用頻度が高いものをご紹介します。

文字列の定数

定数内容
vbCrChr(13)キャリッジ リターン文字。
VbCrLfChr(13)、Chr(10)キャリッジ リターンとライン フィードの組み合わせ。
vbFormFeedChr(12)フォーム フィード文字。Windowsでは使用できません。
vbLfChr(10)ライン フィード文字。
vbNewLineChr(13)、Chr(10)
または Chr(10)
プラットフォームで指定した改行文字。現在のプラットフォームに適切ないずれかを使用します。
vbNullCharChr(0)値 0 を持つ文字列。
vbNullString値 0 を持つ文字列長さ 0 の文字列 (“”) とは異なります。外部プロシージャを呼び出す場合に使用します。
vbTabChr(9)タブ文字 (横)。
vbVerticalTabChr(11)タブ文字 (縦)。Windowsでは使用できません。

比較の定数

定数内容
vbBinaryCompare0バイナリ モードで比較を行います。
vbTextCompare1テキスト モードで比較を行います。

日付と時刻の定数

定数内容
vbSunday1日曜
vbMonday2月曜
vbTuesday3火曜
vbWednesday4水曜
vbThursday5木曜
vbFriday6金曜
vbSaturday7土曜
vbUseSystemDayOfWeek0システムで指定された曜日を週の最初の曜日として使用します。
vbFirstJan111 月 1 日を含む週から開始します (既定値)。
vbFirstFourDays2新しい年の少なくとも 4 日間を含む週から開始します。
vbFirstFullWeek3新しい年の 1 週間を含む最初の週から開始します。

色の定数

定数内容
vbBlack&h00
vbRed&hFF
vbGreen&hFF00
vbYellow&hFFFF
vbBlue&hFF0000
vbMagenta&hFF00FFマゼンタ
vbCyan&hFFFF00シアン
vbWhite&hFFFFFF

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