PowerShellを使用して、隠しファイルやフォルダを含めたファイル一覧を取得する方法を解説します。
サブフォルダ配下も含めてファイルの一覧を取得する方法はこちらをご覧ください。
隠しファイルを含めたファイルリストの取得
通常、PowerShellでファイルリストを取得した場合、隠しファイルは取得されません。
「Force」オプションを付与することで、隠しファイルも取得することが可能になります。
書式
Get-ChildItem -Path <ファイルリストを取得するパス> -Force
サンプル
[C:\ws]配下の隠しファイルを含むファイル一覧を取得するサンプルです。
Get-ChildItem -Path C:\ws -Force
こちらは比較のため、[Force]オプション無しのコマンドです。
Get-ChildItem -Path C:\ws
実行結果
サンプルの実行結果です。「Test1.txt」を通常のファイル、「Test2.txt」を隠しファイルとして作成しています。
隠しファイルの「Test2.txt」が取得されました。
隠しファイルの場合は、Modeに[h](Hidden)属性が付いています。
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2022/06/14 19:02 0 Test1.txt
-a-h-- 2022/06/14 19:02 0 Test2.txt
[Force]オプションが無い場合は、隠しファイルは取得されません。
Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- -a---- 2022/06/14 19:02 0 Test1.txt
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サブディレクトリ、隠しファイルを含めたファイルリストの取得
ここでは、隠しファイルと隠しフォルダが混ざったフォルダに対して、ファイルリストを取得してみます。
書式
サブディレクトリも含めて取得する場合はオプション「Recurse」を付けます。
Get-ChildItem -Path <ファイルリストを取得するパス> -Force -Recurse
サンプル
[C:\ws]配下の隠しファイルを含むファイル一覧を取得するサンプルです。
Get-ChildItem -Path C:\ws -Force -Recurse
こちらは比較のため、[Force]オプション無しのコマンドです。
Get-ChildItem -Path C:\ws -Recurse
実行結果
サンプルの実行結果です。ファイルの構成は下記になります。
隠しファイルも含めて取得するサンプルの実行結果です。
隠しファイル(赤字)の場合は、Modeに[h](Hidden)属性が付いています。
ディレクトリ: C:\ws Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- d----- 2022/06/15 14:59 Dir1 d--h-- 2022/06/15 14:59 Dir2 -a---- 2022/06/14 19:02 0 Test1.txt -a-h-- 2022/06/14 19:02 0 Test2.txt ディレクトリ: C:\ws\Dir1 Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- -a---- 2022/06/14 19:02 0 Test1-1.txt -a-h-- 2022/06/14 19:02 0 Test2-1.txt ディレクトリ: C:\ws\Dir2 Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- -a---- 2022/06/14 19:02 0 Test1-2.txt -a-h-- 2022/06/14 19:02 0 Test2-2.txt
隠しファイルを含めず取得するサンプルの実行結果です。
ディレクトリ: C:\ws Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- d----- 2022/06/15 14:59 Dir1 -a---- 2022/06/14 19:02 0 Test1.txt ディレクトリ: C:\ws\Dir1 Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- -a---- 2022/06/14 19:02 0 Test1-1.txt
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