PowerShellで、別のPowerShellスクリプトファイル(ps1)を実行する方法を解説します。
はじめに
本記事では、特定のPowerShellスクリプトファイルから、別のPowerShellスクリプトファイルを呼び出す方法を解説します。
今回使用するPowerShellスクリプトファイル名は下記とします。
- 親スクリプト（呼び出す側）：parent.ps1
- 子スクリプト（呼び出される側）：child.ps1
実行するスクリプトが同じフォルダにある場合
ここでは、子スクリプト（呼び出される側）が、
親スクリプト（呼び出す側）と同じフォルダにある場合の呼び出し方を説明します。
相対パスで指定する
実行するファイルを相対パスで指定する場合は、以下のように記述します(赤字部分)
parent.ps1
Write-Host "親スクリプトの実行開始"
# 子スクリプトの呼び出し
. .\child.ps1
Write-Host "親スクリプトの実行終了"
child.ps1
Write-Host "子スクリプトの実行開始" Write-Host "子スクリプトの実行終了"
実行結果です。
親スクリプトの開始と終了の間に、子スクリプトが呼び出されていることが分かります。
PS C:\workspace\PowerShell> .\parent.ps1 親スクリプトの実行開始 子スクリプトの実行開始 子スクリプトの実行終了 親スクリプトの実行終了
絶対パスで指定する
実行するファイルを絶対パスで指定する場合は、以下のように記述します(赤字部分)
parent.ps1
Write-Host "親スクリプトの実行開始" # 子スクリプトの呼び出し . C:\workspace\PowerShell\child.ps1 Write-Host "親スクリプトの実行終了"
child.ps1
Write-Host "子スクリプトの実行開始" Write-Host "子スクリプトの実行終了"
実行結果です。
親スクリプトの開始と終了の間に、子スクリプトが呼び出されていることが分かります。
PS C:\workspace\PowerShell> .\parent.ps1 親スクリプトの実行開始 子スクリプトの実行開始 子スクリプトの実行終了 親スクリプトの実行終了
実行するスクリプトが異なるフォルダにある場合
ここでは、子スクリプト（呼び出される側）が、
親スクリプト（呼び出す側）と別のフォルダにある場合の呼び出し方を説明します。
フォルダの構成は以下の通りです。
- 親スクリプト：C:\workspace\PowerShell\parent.ps1
- 子スクリプト：C:\workspace\PowerShell\Folder\child.ps1
相対パスで指定する
実行するファイルを相対パスで指定する場合は、以下のように記述します(赤字部分)
parent.ps1
Write-Host "親スクリプトの実行開始" # 子スクリプトの呼び出し . .\Folder\child.ps1 Write-Host "親スクリプトの実行終了"
child.ps1
Write-Host "子スクリプトの実行開始" Write-Host "子スクリプトの実行終了"
実行結果です。
親スクリプトの開始と終了の間に、子スクリプトが呼び出されていることが分かります。
PS C:\workspace\PowerShell> .\parent.ps1 親スクリプトの実行開始 子スクリプトの実行開始 子スクリプトの実行終了 親スクリプトの実行終了
絶対パスで指定する
実行するファイルを絶対パスで指定する場合は、以下のように記述します(赤字部分)
parent.ps1
Write-Host "親スクリプトの実行開始" # 子スクリプトの呼び出し . C:\workspace\PowerShell\Folder\child.ps1 Write-Host "親スクリプトの実行終了"
child.ps1
Write-Host "子スクリプトの実行開始" Write-Host "子スクリプトの実行終了"
実行結果です。
親スクリプトの開始と終了の間に、子スクリプトが呼び出されていることが分かります。
PS C:\workspace\PowerShell> .\parent.ps1 親スクリプトの実行開始 子スクリプトの実行開始 子スクリプトの実行終了 親スクリプトの実行終了
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