Windows10環境にPostgreSQLのODBCドライバをインストールする方法を解説します。
ODBCドライバを導入することで、ExcelVBAなどのアプリから、PostgreSQLのデータベースにアクセスすることが可能になります。
インストーラーのダウンロード
まずは、PostgreSQLの公式サイトより、ODBCドライバをダウンロードします。
下記のリンクに接続します。
ここでは、ODBCドライバがバージョンの昇順で並んでいるため、下の方へスクロールします。
今回は、OS(Windows10)のビット数が「64bit」なので、最新バージョンで64bitの「psqlodbc_13_02_0000-x64.zip」をクリックします。
*クリックすると自動的にダウンロードが開始されます。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_001_03.png)
インストール
ダウンロードしたzip圧縮ファイル(psqlodbc_13_02_0000-x64.zip)を解凍します。
解凍したフォルダに入っているインストーラーの「psqlodbc_x64.msi」を実行します。
セットアップ画面が表示されるので、「Next」をクリックします。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_002_03.png)
「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを付けて、「Next」をクリックします。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_003_03.png)
「Next」をクリックします。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_004_03.png)
「Install」をクリックします。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_005_03.png)
「Finish」をクリックします。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_006_03.png)
以上でインストールが完了となります。
接続先の設定と接続確認
ここでは、ODBCドライバの接続先の設定と確認を行います。
*接続先となるPostgreSQLデータベースが起動されていることが前提となります。
Windowsの検索ボックスに「odbc」と入力します。
「ODBC データソース(64 ビット)」をクリックします。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_007_03.png)
「ODBC データ ソース アドミニストレーター (64 ビット)」の設定画面が表示されるので、「システム DNS」タブを開き、「追加」ボタンをクリックします。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_008_03.png)
「データソースの新規作成」画面が表示されるので、「PostgreSQL Unicode(x64)」を選択して、「完了」をクリックします。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_009_03.png)
「PostgreSQL Unicode ODBC セットアップ」画面が表示されるので、各項目を設定していきます。
主要な項目の説明は以下になります。
- データソース名:他のアプリから呼び出す際の名称
- サーバー名:PostgreSQLサーバーのIPアドレス
- データベース名:接続するデータベースの名称
- Port:PostgreSQLサーバーのポート(デフォルトは「5432」)
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_010_03.png)
入力後は、「テスト」をクリックし、「Connection successful」が表示されて接続が成功することを確認します。
![](https://syutaku.blog/wp-content/uploads/2022/03/postgresql-install-odbc_011_03.png)
接続先の「IPアドレス」、「データベース名」、「ポート」が誤っていないか確認します。
また、接続先のサーバー側の穴あけが出来ていない場合も接続に失敗します。
下記は、AnsibleAWXの場合の穴あけ手順になりますが、こちらを参考に穴あけが出来ているかを確認してみて下さい。
確認後は、「保存」をクリックすると画面が閉じられるので、次の画面で「OK」をクリックします。
記事は以上です。これで「ExcelVBA」や「VBScript」などの別アプリからデータベースに接続することが出来るようになります。
コメント