Perlにおけるハッシュの基本的な使用方法について解説します。
はじめに・ハッシュとは
ここでは、Perlの連想配列である「ハッシュ」の使い方を説明します。
ハッシュとは、Perlで使える機能の1つで、他の言語だと「連想配列」や「辞書」と呼ばれる、キーと値がセットになっている配列のことです。
ハッシュの使用方法
ここでは、ハッシュの基本的な使用方法について説明します。
宣言と初期化
ハッシュの宣言と初期化をする書式です。
my ハッシュ変数名 = ('キー1' => '値1', 'キー2' => '値2');
記述例です。
my %fruits = ('りんご' => '200円', 'みかん' => '100円', 'メロン' => '300円');
値の表示
ハッシュに登録されている値を表示する書式です。
print ハッシュ変数名{'キー'};
記述例です。
#!/usr/bin/perl
my %fruits = ('りんご' => '200円', 'みかん' => '100円', 'メロン' => '300円');
print $fruits{'みかん'} . "\n";
print $fruits{'りんご'} . "\n";
print $fruits{'メロン'} . "\n";
上記の実行結果です。
各キーに対応した、値が表示されています。
100円 200円 300円
要素の代入
ハッシュに要素を代入する書式です。
ハッシュ変数名{'キー'} = '値';
記述例です。
#!/usr/bin/perl
my %fruits = ('りんご' => '200円', 'みかん' => '100円', 'メロン' => '300円');
print $fruits{'みかん'} . "\n";
print $fruits{'りんご'} . "\n";
print $fruits{'メロン'} . "\n";
print $fruits{'すいか'} . "\n";
$fruits{'すいか'} = '400円';
print $fruits{'みかん'} . "\n";
print $fruits{'りんご'} . "\n";
print $fruits{'メロン'} . "\n";
print $fruits{'すいか'} . "\n";
上記の実行結果です。
最初に「すいか」の値を確認した際は何も表示されませんが、
要素の代入後に確認した際は、「400円」と表示され、正しく代入されていることが分かります。
100円 200円 300円 100円 200円 300円 400円
要素の削除
ハッシュの要素を削除する書式です。
要素を削除する際は、delete関数を使用します。
delete ハッシュ変数名{'キー'};
記述例です。
#!/usr/bin/perl
my %fruits = ('りんご' => '200円', 'みかん' => '100円', 'メロン' => '300円');
print $fruits{'みかん'} . "\n";
print $fruits{'りんご'} . "\n";
print $fruits{'メロン'} . "\n";
delete $fruits{'りんご'};
print $fruits{'みかん'} . "\n";
print $fruits{'りんご'} . "\n";
print $fruits{'メロン'} . "\n";
上記の実行結果です。
キー「りんご」が正しく削除されていることが分かります。
100円 200円 300円 100円 300円
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