【Windowsバッチファイル(.bat)】空ファイルを作成する方法


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Windowsのバッチファイルで、空ファイルを作成する方法を解説します。

typeコマンドで空ファイルを作成する

ここでは、typeコマンドを使用して、空ファイルを作成する方法を解説します。

書式

typeコマンドで空ファイルを作成する場合の書式です。

type nul > 出力するファイル名

出力するファイル名が既に存在する場合は、上書きされるので注意して下さい。
存在しない場合は、新規の空ファイルが作成されます。

コマンドの使用例

ここでは、コマンドの使用例を説明します。

type nul > .\empty.txt

コマンドの実行結果です。カレントディレクトリに「empty.txt」という空ファイルを作成します。

C:\workspace\WinBat>type nul > .\empty.txt
C:\workspace\WinBat>where /r .\ *.* /t
         0   2023/03/02      21:48:29  C:\workspace\WinBat\empty.txt

バッチへの組み込み例

ここでは、バッチファイルに組み込む方法を説明します。

@echo off

type nul > .\empty.txt

copyコマンドで空ファイルを作成する

ここでは、copyコマンドを使用して、空ファイルを作成する方法を解説します。

書式

copyコマンドで空ファイルを作成する場合の書式です。

copy nul 出力するファイル名

出力するファイル名が存在しない場合は、新規で空ファイルが作成されますが、
存在する場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

.\empty.txt を上書きしますか? (Yes/No/All): y
        1 個のファイルをコピーしました。

このような場合は、copyコマンドに「y」オプションを付けることで、同名のファイルが存在する場合でも、強制的に上書きします。

copy /y nul 出力するファイル名

コマンドの使用例

ここでは、コマンドの使用例を説明します。

copy nul .\empty.txt

コマンドの実行結果です。カレントディレクトリに「empty.txt」という空ファイルを作成します。

C:\workspace\WinBat>copy nul .\empty.txt
.\empty.txt を上書きしますか? (Yes/No/All): y
        1 個のファイルをコピーしました。

C:\workspace\WinBat>where /r .\ *.* /t
         0   2023/03/02      22:03:03  C:\workspace\WinBat\empty.txt

バッチへの組み込み例

ここでは、バッチファイルに組み込む方法を説明します。
バッチに組み込む場合は、「copy /y」で強制的に上書きするようにした方が良いかと思います。

@echo off

copy /y nul .\empty.txt

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