【Ansible Tower/AWX】疎通確認に最適!pingモジュールの使い方


この記事はプロモーションを含みます。

疎通確認を行う際、必ずと言っていいほど使用する「ping」コマンドですが、今回は、Ansibleモジュールの「ping」の使用方法を解説したいと思います。

定義

各種定義の内容について説明します。
インベントリーはローカルホスト、認証情報は設定していないため省略します。

テンプレート

今回実行するテンプレートの設定になります。

  • 名前:Module Ping Template
  • 説明:pingモジュール
  • ジョブタイプ:実行
  • インベントリー:Localhost Inventory
  • プロジェクト:秋拓プロジェクト
  • PLAYBOOK:ping.yml
  • 詳細:1(Verbose)

プレイブック

今回実行するプレイブックの内容になります。
[ping]モジュールの使い方は簡単で、[ping:]と記述すればOKです。
サンプルでは、[ping]モジュールの実行時のログ出力に名前を付けたいため、[name]ディレクティブを「疎通確認」と設定しています。

---
- hosts: all
  gather_facts: False
  tasks:

  - name: 疎通確認
    ping:

実行結果

今回のジョブの実行結果になります。

Using /etc/ansible/ansible.cfg as config file
PLAY [all] *********************************************************************
TASK [疎通確認] ********************************************************************
ok: [localhost] => {"ansible_facts": {"discovered_interpreter_python": "/usr/libexec/platform-python"}, "changed": false, "ping": "pong"}
PLAY RECAP *********************************************************************
localhost                  : ok=1    changed=0    unreachable=0    failed=0    skipped=0    rescued=0    ignored=0

結果は「ok=1」で正常終了しましたね。

4行目のpingモジュールの実行部分を抜き出してみました。
赤字部分の[ping]に対して、[pong]が返ってきているため、疎通が成功したということになります。

{
    "ping": "pong",
    "invocation": {
        "module_args": {
            "data": "pong"
        }
    },
    "ansible_facts": {
        "discovered_interpreter_python": "/usr/libexec/platform-python"
    },
    "_ansible_no_log": false,
    "changed": false
}

記事は以上になります。
簡単に疎通確認することが出来ましたね!
このように、Ansibleでは簡単に使用出来るモジュールが多く提供されています。
今後も様々なモジュールの使用方法を解説していきますのでよろしくお願いします。

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