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Windowsのバッチで、文字列の比較と数値の比較をする方法を解説します。
はじめに
バッチでは、文字列の比較と数値の比較で使用する比較演算子が異なります。
本記事では、サンプルを交えつつそれぞれの比較を行う方法を説明します。
文字列の比較
ここでは、文字列を比較する方法を説明します。
書式
文字列を比較する場合の書式です。
書式 | 説明 |
---|---|
If 文字列A==文字列B 処理 | 文字列Aと文字列Bが一致する場合に処理を実行する |
If not 文字列A==文字列B 処理 | 文字列Aと文字列Bが一致しない場合に処理を実行する |
サンプルと実行結果
文字列比較のサンプルと実行結果です。
@echo off If メロン==メロン echo 文字列は一致します。 If not りんご==メロン echo 文字列は一致しません。 pause
サンプルの実行結果です。
文字列は一致します。 文字列は一致しません。 続行するには何かキーを押してください . . .
数値の比較
ここでは、数値を比較する方法を説明します。
書式と比較演算子
数値を比較する書式と使用できる比較演算子です。
書式 | 説明 |
---|---|
If 数値1 比較演算子 数値2 処理 | 数値1が数値2〇〇の場合に処理を実行する (〇〇は比較演算子によって異なります) |
比較演算子の一覧です。
比較演算子 | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
equ | 数値1が数値2に等しい場合は真 | 数値1 equ 数値2 |
neq | 数値1が数値2に等しくない場合は真 | 数値1 neq 数値2 |
lss | 数値1が数値2より小さい場合は真 | 数値1 lss 数値2 |
leq | 数値1が数値2以下の場合は真 | 数値1 leq 数値2 |
gtr | 数値1が数値2より大きい場合は真 | 数値1 gtr 数値2 |
geq | 数値1が数値2以上の場合は真 | 数値1 geq 数値2 |
サンプルと実行結果
数値比較のサンプルと実行結果です。
@echo off If 99 equ 99 echo 数値は等しいです。 If 11 neq 22 echo 数値は等しくないです。 If 11 lss 33 echo [11]は[33]より小さいです。 If 10 leq 10 echo [10]は[10]以下です。 If 33 gtr 11 echo [33]は[11]より大きいです。 If 10 geq 10 echo [10]は[10]以上です。 pause
サンプルの実行結果です。
数値は等しいです。 数値は等しくないです。 [11]は[33]より小さいです。 [10]は[10]以下です。 [33]は[11]より大きいです。 [10]は[10]以上です。 続行するには何かキーを押してください . . .
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