最近、スルガ銀行を装った迷惑メールが増加しているようです。実際の迷惑メールの内容を確認しつつ、迷惑メールと判別する方法を説明していきたいと思います。
実際に送られたメールの内容
実際に送られてきたメールのキャプチャになります。
件名:【スルガ銀行|SURUGA bank】急ぎの業務がありますのでご注意ください。
迷惑メールの見分け方
メールを見つつ、迷惑メールを判別するためのポイントを確認していきましょう。
メールの送信元を確認する
まずは、メールの送信元を確認してみます。
送信元 | 日本語表記 | メールアドレス |
---|---|---|
迷惑メール | スルガ銀行株式会社 | info@mail.surugabank.co.jp |
日本語表記は問題無さそうです。
次に、メールアドレスですが、ドメインは「mail.surugabank.co.jp」となっています。
公式サイトのドメイン部も「www.surugabank.co.jp」となっており、ぱっと見は違和感の無いメールアドレスになっています。
このような場合、メールアドレスが偽装されている可能性があり、メールアドレスだけでは判断が難しくなっています。
メールアドレス以外にも判断ポイントがあるので、確認していきましょう。
また、以下に偽装されたメールアドレスの確認方法をまとめていますので、参考にして頂ければと思います。
メールの本文を確認する
実際の迷惑メールの本文を見ていきたいと思います。
平素より、スルガ銀行をご利用いただきありがとうございます。 スルガ銀行では2019年6月より金融庁の「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」に基づき、お客さま情報やお取引の目的等を定期的に確認させていただいております。お客さまにはお手数をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申しあげます。 ※なお、確認させていただく時期はお客さまごとに異なります。 ※2022年09月29日までに「▼ご本人確認」より、お取引の目的等のご確認をお願いいたします。 ▼ご本人確認 ※回答が完了しますと、通常どおりログイン後のお手続きが可能になります。 ※一定期間ご確認いただけない場合、口座取引を一部制限させていただきます。 【ご注意】 ・お客さま個別の事由で口座のお取引が制限されている場合、本件のお手続きを完了しても制限は解除されません。 ・その他重要なお手続きのご案内が表示される場合があります。ご案内を確認後、回答画面が表示されます。 お客さまにはお手数をおかけいたしますが、何とぞご理解、ご協力のほどお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アクセスセンター: 0120-813-002 月~金曜日(祝日を除く) 9:00~18:00 お客さま相談センター:0120-707-193 月~金曜日(祝日を除く) 9:00~17:00 >スルガ銀行|SURUGA bank スルガ銀行株式会社 登録金融機関 東海財務局長(登金)第8号 加入協会:日本証券業協会 金融機関コード(銀行コード):0150 Copyright © 2022 SURUGA bank Ltd. All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本文ですが、迷惑メールで良く見かける「期日までに確認して下さい」や「確認されない場合は制限します」という旨の記述がある以外は問題無さそうです。
記載されているアクセスセンターへの電話番号も正しい番号のようです。
このような場合、本文で判断するのも難しそうです。
メール中にあるリンクを確認する
メール中にあるリンク(URL)を確認することでも迷惑メールかどうか判断することが出来ます。
今回は、メールの本文中に以下のリンクがありました。
(誤って接続しないよう注意して下さい。)
リンクが設定されていた文字列:▼ご本人確認
上記の文字列に下記のリンクが埋め込まれていました。
・https://iy3lkqhdaloi.icu/jp
公式サイトのURLが「https://www.surugabank.co.jp/surugabank/index.html」なので、
全く別のサイトに繋がっていることが分かります。
このようにメール内にある別サイトへのリンクを確認することで迷惑メールか判断することが可能です。
最近は、本文中の文字列にURLを埋め込む手法が多くみられるので、注意が必要です。
記事は以上になります。
最近の迷惑メールの手口は巧妙になってきていますが、落ち着いて確認すれば公式とは様々な点で異なっていることが分かると思います。
一番はメールを開かないことですが、もし開いてしまった場合でも、焦って迷惑メールのリンクをクリックしないよう注意して下さい。
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