PowerShellで、文字列に改行を含める方法・改行を含む文字列を変数に格納する方法を解説します。
改行を使用する方法
文字列に改行を含めるためには「エスケープシーケンス」を使用します。
では、実際の使用例を見てみましょう。
以下は、CRLFで改行するサンプルになります。
Write-Host あいうえお`r`nかきくけこ`r`nさしすせそ
サンプルの実行結果です。
文字列が改行されたことが確認出来ました。
PS C:\workspace\PowerShell> .\test.ps1 あいうえお かきくけこ さしすせそ
改行を含む文字列を変数に格納する方法
改行を含む文字列を変数に格納する場合は、少し工夫が必要です。
ダブルクォーテーションを使用する
改行を含む文字列を変数に格納する場合は、エスケープシーケンスの使用に加え、
その文字列を「"
(ダブルクォーテーション)」で囲む必要があります。
では、実際の使用例を見てみましょう。
以下は、CRLFで改行するサンプルになります。
$var = "あいうえお`r`nかきくけこ`r`nさしすせそ" Write-Host $var
サンプルの実行結果です。
文字列が改行されたことが確認出来ました。
PS C:\workspace\PowerShell> .\test.ps1 あいうえお かきくけこ さしすせそ
ヒアドキュメントを使用する
ヒアドキュメントを使用することで、改行を含む文字列を変数に格納することが出来ます。
また、ヒアドキュメントを使用する場合は、エスケープシーケンスは不要です。
では、実際の使用例を見てみましょう。
以下は、CRLFで改行するサンプルになります。
$var = @" あいうえお かきくけこ さしすせそ "@ Write-Host $var
サンプルの実行結果です。
文字列が改行されたことが確認出来ました。
PS C:\workspace\PowerShell> .\test.ps1 あいうえお かきくけこ さしすせそ
使用できる改行
PowerShellで使用出来る改行の一覧です。
エスケープシーケンス | 改行コード |
---|---|
`r | CR |
`n | LF |
`r`n | CRLF |
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